都市シリーズの川上稔の新シリーズである。ラノベ板では基本に入るビッグタイトルなんだが、1冊目を読んだらすげー読みづらかったんで放置してた。がー、「やっぱラノベヲタ足るもの川上くらいは押さえておかないとな(笑)」と、突然川上強化週間が来たので、都市は避けて新シリーズを読んでみた。
内容は、「異世界勇者もの」の変化系だろうか?現実世界と10の異世界の話なんだが、その10の異世界はすでに滅んでいる。が、その住人は居て現実世界に一種の結界を作って住んでいる。
と、まあ普通なら簡単にあらすじとか、設定など書くところなんだが……
無理!!
まー、一言でいうと情報量が異様に多いのと、設定が細かいことで、簡単に説明するってのが出来ないのだ。んで、思う……「あーなるほど!だからヲタに大人気なんだ(笑)」
文章は、特別巧い訳ではないが、ラノベとしてはまずまず。で、とにかく設定(笑)なんつーか、一昔前に流行った(?)設定マニアなGMを思い出す。多分、これが好きなのはFSSとか好きな連中だな。これで、伏線張りまくりで、マニアに設定の裏読みさせだしたら完璧なんじゃなかろーか?(笑)
ただ、ラノベらしく(笑)普通(?)の学校生活が有ったり、キャッチーなキャラクター(メカメイドとか天然ボケの先生とか……)が出てきたりと、その辺もちゃんと(?)押さえているのも受けている理由だろうか?都市シリーズも同じ手法で書かれているのなら、まー受ける理由はわかるなー。
ちなみに、個人的には面白かったけどあんまりわしの周りの人には薦めません(^^;;わしの場合は、主人公が異世界との交渉役をやっていて、ハッタリとかインチキ臭い理論で煙に巻いたりとかがツボにはまっただけかも知れないしからなぁ(^^;;まー、みったんには読ませてもいいかな(ばき