タマラセ 彼女はキュートな撲殺魔 (角川スニーカー文庫)
スニーカー大賞の優秀賞受賞作「タマラセ」。帯に
キュートさと血生臭さ(!)を両輪として、 物語が力強く走りだした。 これぞスニーカー流<新伝綺>、必見です!!
とか書いてあって、地雷確定っぽかったんだがまあ普通。テーマ(?)である「タマラセ」は謎の隕石(鉱石)から出る放射線で覚醒すると扱える「スタンド」のコトで、まージャンプ系の異能者がいっぱい出てくる。話としての落とし所も悪くないし、事件のオチも(まー途中で気が付いたけど)悪くない。
ただ、文章がわりとブチブチ切れて少々読みづらいのと、帯の煽りの<新伝綺>と編集が書いた無駄にテンションが高い解説がすげー減点対象ヽ(´ー`)ノ
キュートはともかく血生臭くは無いし、<新伝綺>に至っては意味が分からねぇし、講談社が奈須の売り出しのために作った造語をいきなり使うってーのは企業としてどーなのさ?それともなにか?わしが知らないだけで昔からある言葉なのか!?(笑<ありえねー
と、言うわけでラノベとしては標準レベルだけど、それ以外で評価下げてるってー作家がかわいそうな印象を受けた(^^;;