FEARゲーに不向きなゲーマー【論考警報w】

 BBNTとBBEVAのリプレイ読んだらネタゴンの主張がなんとなく分かった気がしたので書き殴ってみる。


 そもそも、わしにとってのTRPGと言うゲームは「障害(困難)を突破することによる達成感」と「ストーリーを能動的に進めることによる達成感」を得るゲームなのだ。この場合の障害は『強大な敵』であったり『巧妙な罠』であったり『誰かを陥れるための陰謀』だったりする訳だ。
 ここを読んでいる人ならわしがダメージ厨なのは周知だと思うが(笑)「実はストーリーを進めるコトの方が好きだ!」と主張しておく*1
 だから、「大量の情報があってその一部に真実が混ぜられていたり」「得た情報から最終的に必要な情報*2を推測したり」するのが好きだ*3。今風に言うならわしのTRPGに対するモチベーションはここに有る訳だ。


 で、今日ビーストバインド エヴァンジェル(BBEVA)のリプレイ『別れの日は過ぎて』を読んでいて思った。『障害*4』も『隠された情報*5』もねぇ(^^;;リプレイそのものが悪い訳ではなく、読み物としてはまーまーだし、井上のエキセントリックなプレイも面白いとは思う……が、「こりゃーわしがやってるTRPGとは別物だなー」と思った。つまり、『サプリメントに掲載されているリプレイ=公式からの標準的なゲームの例示』と考えるとネタゴンの「てめぇーのやり方はFEARゲー向きじゃねぇーんだYO!」と言う主張に納得が行く。


 もちろん、身内で納得の上わしのやり方でやるのは問題無いとは思うが、公式のアプローチが基準になっているはずの大多数のFEARゲーマーたちにとってわしは異分子なんだろうなぁー(^^;




 じゃー標準的なFEARゲーマーのモチベーション(?)はどこにあるのか?想像ではあるが『自PCの演出』と『他のキャラクターとの掛け合い(会話?)=演技?』ではないかと思う。よーするに『障害突破による達成感を得るゲーム』から『自分のキャラクターを発表するゲーム*6』に変化したのではないだろうか?


 ところで、ここまでの推論が正しいとするとだよ?なんで判定ルールが必要なんだろう?相手がNPCであれば、そのシーンごとに出来ることと出来ないこと……


 例えば
『ミドルフェイズで情報を得るシーン』であれば、PCの”設定”を駆使して(笑)「○○の情報をこれこれこういう手段で入手します」と宣言すれば良いような気がする。
『ミドルフェイズのイベントで敵の顔見せ』とかであれば、「フラグがたってないがために負ける演出」とか「ボスの無敵っぷりの演出」とかすれば良いだけでこれも判定の必要が無い。
 あー問題があるとすれば「ボス戦で誰が止めを刺すか?」なのかなぁ?


 まーこの考え方は、極端で少々悪意が混ざっているとは思うが方向性としてはそう間違っていないと思う。それとも、『戦闘による障害突破』は生粋のFEARゲーマーにとってもモチベーションとなり得るのだろうか?それにしちゃ、戦闘周りのルールが簡易化されすぎてると思うんだがなぁー(^^;戦闘だけならファイティング・ファンタジーかT&Tくらいまで簡易化しちゃっても良いんじゃないかな?

オレサマは超絶魔導師なのでとにかく凄い攻撃魔法が使えるのだ!「食らえ!グレート(以下略)ファイアーボール!!」
判定は【技術点】+2d6で10。ボスは【運点】+2d6で回避して下さい。ん?失敗?じゃーボスに【技術点】分ダメージ与えます。


じゃーダメなんかね?FEARゲーのPCの立ち位置って『初期キャラだけど特殊な背景とかで凄いボスキャラとも渡り合える』って感じだから別にクラス特技がどうとかは必要ないような。実際の数字とは別でパワーソースの設定を「魔族だから」とか「地上に顕在化した神だから」とか「龍だから龍脈から無尽蔵にパワーを引き出せる」とかなんとか好き勝手に主張すればいいような気がするなぁー?で、その結果「【体力点】分ダメージ与えます」ならまールールもあるわけだし。むしろ設定考えるのに時間使ったりした方が有意義なんじゃないかなぁ?『特技の組み合わせによるコンボ』って考え方*7は画期的では有ったけど、同時に巧くコンボを組める人と組めない人にPLを分類してしまうし、『演出』がモチベーションのメインなのだとしたら『戦闘ルールの簡易化』を考える人いそうなんだけどなー?


 あーー!もしや読んだこと無いけど『Aの魔法陣』ってこの発想の進化系?(^^;;;;
#知ってる人教えて下さい(苦笑

*1:さーわしの目を見るんだ!これが嘘を付いている人間の目かっ!?

*2:端的に例示するならボスの所在とかね

*3:これはよく書いてるはず。

*4:ボス戦はある。が、FEARゲーの戦闘ルールはかなりアバウトなので良くも悪くもGMのさじ加減次第で勝負はつくし、なにより『障害突破』に意義を感じないなら強すぎるボスを出す必要がない。よって、PCが格好良くいい気になれるだけのターン数生き残りそこそこピンチになったような気にさせるだけの能力があれば良い。もちろんそのさじ加減にはFEARゲー特有のマスタリング技術は必要だろう。実際、わしは出来ないし……(苦笑

*5:推測から得られる二次的な情報

*6:自己主張とか自己顕示欲の発露?

*7:ブレカナ辺りが発祥なのかなー?


「画像は『PHANTASY STAR ONLINE 2』クローズドβテストにおいて撮影された実機画像です。
開発中のため、正式版とは異なる内容であり、今後改良される可能性があります。」

『PHANTASY STAR ONLINE 2』公式サイト
http://pso2.jp/
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