とある魔術の禁書目録5 鎌池和馬(電撃文庫)

 インデックス5巻。

 電撃hp掲載のものに短編追加したそうだが、巧くまとまっていてラノベの連載ものや短編にありがちなブツ切り感とかが無くて面白かった。
  このシリーズ溢れんばかりの萌えキャラ投入も売りなんだろうが(苦笑)個人的に評価してるのはそこじゃない(ってーか、萌えはあざとすぎだ(笑))、ちゃんと今までの話で出てきた状況が次巻以降に反映されている点こそを評価している。

 で、出てきたのが『上条勢力』。
 物語としては、主人公(上条当麻だよなー?(^^;)中心に物語が進み、当然のように彼の所で問題が起きる。で、ラノベ的なほのぼの展開なので、敵として登場したはずの人間までなんとなく仲間と言うか友達になってたりする。まー、当たり前と言えば当たり前、普通っちゃ普通なのだが、ハッキリと作中で

「あなたはただでさえ『禁書目録(インデックス)』を――10万3000冊もの魔導書を占有している。その上、イギリス清教の魔術師や常磐台の超能力者(レベル5)、吸血鬼に対する切り札など、多種多様な人材を仲間として引き入れているらしいじゃないですか。」

「魔術世界と科学世界は本来、相容れないはずのもの。なのに、あなたはその両方の組織に精通してしまっています。もはや『上条勢力』という1つの団体ができつつあると言っても良い。自分のいるような『組織』ではね、そういった新しい勢力が世界のパワーバランスを崩してしまう事を極端に恐れているんです。」


とある魔術の禁書目録5 p144

と、言うような深く考えない小説なんかだとスルーしてしまうようなことをちゃんと無視しないで扱うところが非常に良い。次は、6巻を読もう。


「画像は『PHANTASY STAR ONLINE 2』クローズドβテストにおいて撮影された実機画像です。
開発中のため、正式版とは異なる内容であり、今後改良される可能性があります。」

『PHANTASY STAR ONLINE 2』公式サイト
http://pso2.jp/
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