1巻が面白かったので、早速2巻を調達してみた。
このシリーズ、異界(ギアと呼ばれる)の住人との交渉の話で、まー戦闘になる展開。1巻の1stギアは、文字が力を持つ世界で、例えば鎧に「堅い」って書くと堅くなる世界だった。2巻で相手になる2ndギアは名前が力を持つ世界で、例えば剣に「炎の剣」って名前を付ければ火が出る剣になるし、風見って名前のキャラクターは飛べるようになるし、必殺技に名前を付けると効果が出る(笑)
が、わしが川上稔を面白いと思うのは、そういう表面的な話ではなくて、そーいう設定を作れる所である。主人公のラブ話とかはうんざりなんだが(笑)脇役とかは良い。基本的には設定マニアで、話を広げるだけ広げて収拾つかなくなるタイプっぽいけど、このAHEADシリーズは一応エンディングと言うか勝利条件が最初から明言されているので巧く回っているのかも知れない。
もっとも、この感じなら都市シリーズに手を出してみてもいいかもしれん。
- おまけ:
個人的にはヒネた大人の大城至+メイドロボのSfのコンビがツボです。
まさか、メイドロボなんてベタなものを気に入るとは……(笑