ヘンデル王国戦争前夜

 昔のテキストが出てきたので公開。魔導帝国とヘンデル王国開戦直前の状況。現在*1からみて十数年前の話。

 ここ2年ほど、頻発している主に中立地帯(国家間の干渉地域)での街道や農村が、ローグと思われる集団からの被害を受けている。魔導帝国の発表によると、その多くは「治安が高くなっている帝国内の元ローグギルド員」などが主で、帝国内での商売が成り立たなくなったならずものだと言う。そのほかにも、他国のローグギルドの動きも活発で、魔導帝国を大陸のローグギルド網が脅かしていると発表。

 数ヶ月前に出された、皇帝エグザード一世のおふれで、帝国内のローグは、帝国の平穏を脅かすものとして正式に討伐命令が出されました。約1ヶ月で、帝国に刃向かったローグたちは、一斉に討伐され、帝国内はほぼ安定しましたが、多くのローグたちが帝国追撃を逃れたと言われています

 そこで、近隣諸国の王たちにローグの討伐依頼が出されました。サイアス王国以外は、即座に「魔導帝国は他国に内政干渉する権利は持たない。自国の利益は自分たちで護る」との返答をしました。サイアス王は、未だ回答はしていない模様。その後、しばらくの間ハイキリア大陸でのローグ被害は減りましたが、しばらくすると帝国内にて再びローグ被害が増え始め、再度エグザード一世は、近隣諸国にローグ討伐を要請。
 しかし、ヘンデル王国のリヒター三世は「現在のローグ被害は魔導帝国による他国への破壊工作だ」と発表。

 一気に、両国の緊張が高まり、魔導帝国は「大陸の臣民をローグ被害から守るための聖戦を行う」と大陸制覇宣言をする。対する、ヘンデル王国は「魔導帝国が戦いたいと言うなら受けるまでである」と発表。近々戦争が始まると言われている。


 ちょっと弱いけど上記の様な流れで、ヘンデル王国と魔導帝国は開戦間近です。ローグの里では、すべては魔導帝国の策略で、帝国内外で活動している元ローグギルド員と言うのが、帝国の秘密工作部隊であることを知っています。

 元々、街のローグギルドに属していた多くの”1Lvローグ”たちが帝国に使われています。しかし、彼らはローグの秘密とでも言うべき《身かわし/Evasion》は持っていません。それゆえ、帝国に使われるのでありローグとしての誇りも無いのです。心あるローグたちの穏健派は、一時期ローグの里へ籠もり、嵐が過ぎ去るのをただひたすら待ちました。しかし、嵐は過ぎ去らずどんどん天候は悪くなるばかりです。ここに至り、ローグ評議会は正式に帝国を打倒することに決めました、魔導皇帝はローグが帝国外へ逃れることのみならずすべてのローグたちの死を願っているからです。

 ローグ評議会のタカ派のボスは、マスターモス(笑)です。彼は、齢100歳を越える高齢のハーフリングですが、その技に衰えは見えず、当分タークチームへの指揮権を持っています。

 彼は言います。「エグザードが、そんなに《Evasion》が嫌いなら、もう一生《Evasion》されないように協力してやれよ(kekeke」

 そんなローグたちとは関係無しに(笑)今回のキャンペーンは進みます。

*1:キャンペーン開始年


「画像は『PHANTASY STAR ONLINE 2』クローズドβテストにおいて撮影された実機画像です。
開発中のため、正式版とは異なる内容であり、今後改良される可能性があります。」

『PHANTASY STAR ONLINE 2』公式サイト
http://pso2.jp/
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