ARIELと言うか、地球側の話は一応20巻で片が付いたと言えなくもないのだが、広げた風呂敷のための番外編ってーな感じ。海外ドラマ風に言うならば「スピンオフ」ってやつか?(笑)
ゲルニクス社とオフィス・リムゲートの話で触れていた”辺境での侵略会社の動き”とやらの話をするつもりなんだろうが?旧式艦のオルクスでは相手にならないので、話を大きくするために新型艦を持ってきたのだろうか?もっとも、ハウザーは元々デキるやつって設定だし、多分笹本の萌えキャラ(?)である所のシンシアを投入するとなればすげーでっかい話かバカな(誉めてるw)話になるかのどっちかだろう。
が、予想に反してハウザーがちゃんと美味しいトコもってく辺りは笹本の作家としての巧さを感じた。話としても、いつものARIELの戦闘と違って結構派手なんで面白かった。これを機会にARIELごと読み始めても良いですよ?(えー?>読んでない人
しかし、アレだねあとがきで侵略会社について説明して、ARIEL読まないでもなんとか話が分かるように気を使ってはいるけど、ARIEL読んでないとイマイチなんじゃないだろうか?(^^;
そういや、大学でトラベラーやってた頃にすでに経理部ネタとか使ってたよなーとか思って著者略歴見たらARIELって1986年スタートだった。もうARIELでさえ20年近いのか……