マルドゥック・スクランブルをやっと読み終わった。素直に面白かった〜。
前に見たCSの番組で大森望が、「2巻後半から3巻前半までの約1冊分丸々カジノのシーンでそれが面白い」と言っていたんだが、たしかにその通り。1巻目は、漠然としたイメージ通りのサイバーパンクと言うような、アクション主体で進む。実は、わしにとっては滅多に無いことなのだが(笑)、このアクションシーンが面白かった。ほんとあり得ないほど珍しいんだよ?(ばき
でもまあ、人とツボが違うことは良くあるのであんま気にせず読み進めたのだが……
カジノシーン最高!!
最初、「1/3がカジノシーンってどーいうことだよ?」などと思っていたのだが、必然性は当然あるし、なんとカジノシーンが主人公の成長シーンなのだなぁ〜まさか、ギャンブルしながら人間的に成長させるとは予想もしなかった。
もっとも、輪を掛けて気に入ったのは、ギャンブルをテキストにした騙し合いの戦術論と言うか、人を陥れるための手口とか……まーわしが如何にも好きそうなシーンが満載しかも1冊分(笑)
まーわしは気に入って当然って気もするんだが、なんでも「日本SF大賞」かなんかを取ったらしく、案外広範囲に受けている模様。いつもと違って(笑)わりと誰にでも薦められるかもしれん。
それはそーと、「SFがよみたい!2003年版(だっけかな」で、冲方丁がインタビュー(冲方丁、小川一水、秋山瑞人の3人)で「ウフコックに萌えられるのは予想外だった」みたいなことを言っていたんだが、ほんとなんだろーか?(苦笑