96歳だったじーさんが死んでしまい、ここ1週間ほどバタバタして予定も結構キャンセルして方々に迷惑かけたり(^^;;まー、弔事は予定が立たないので仕方がない。
そんな訳で、10年振りほどで「通夜」と「葬式」に出席したのだが、今の斎場って凄いねぇ……まず、斎場の場所を聞いてもよく分からなかったのでぐぐってみるとすぐ見つかった。でサイトを見てみた。
近代的な建物にホテルかと思うようなロビーとシャンデリアの写真が(^^;;通夜と葬式の会場は、全部で8ヶ所くらいが並んでいて入口に「○○家」って書かれた看板が並ぶ。司会進行は職員さんらしき人物が行い非常に事務的*1。そして、お焼香してると隣からもお経が聞こえてきたりとなんとも微妙な感じ。
お経をあげに来た坊さんはちょっと若い人で、まあそれは良いのだが、お経を上げる前に「少し仏教の話を」とか言って、仏教的な解釈における現在のじーさんの状況だとかを話してくれた。個人的には、それなりに興味深かったのだが、昔の葬式ではこういう話を聞いた覚えがない。葬式産業とでも言うべきものが一種のショービジネス化してるのかなぁ?*2
火葬場は、斎場の施設と同じ建物で、出棺のあと入口に乗り付けた霊柩車にわしも含め数人で運び、時速5kmくらいでノロノロと走る霊柩車について歩いて50mほど先にある火葬場へ*3。火葬場は炉(で良いのかな?)が5個ほどならんだ場所で、うちが着いたときも、となりではお経をあげている。
霊柩車から出した棺は、銀色の台車*4で炉へ運び込まれ、まるでタクシーかバスの運転手のような格好*5の職員が中へ棺ごと押し込みスイッチオンの火葬開始。
なんだか、斎場と言うよりは「火葬工場」って感じだった。
わしは、死んでしまった人間が死後どんな葬式で送られようが本人には関係ないと思っているし、残された人(特にばーさん)が納得できる葬式であればどんな葬式でも良いと思うのだが、なんと言うかもうちょっと「荘厳」とか言う単語が思い浮かぶような葬式をしたいと思うのは少数派なのかねぇ?